受講生インタビュー（スタンダードコース：幸那奈さん　小３）

林田麻衣子（以下、林田）：それではインタビューをはじめさせていただきます。ピアノを始めたのいつですか？

幸那奈（以下、那奈さん）：１年生のちょっと前です。

お母様（以下、母）：幼稚園の時からです。習う前からピアノを弾くのが好きでした。

林田：おうちにはその時ピアノがあったのですか？

母：なかったです。

那奈さん：幼稚園の中で、先生にピアノを借りて弾いていました。

林田：そう。自分一人でピアノを勉強したの？

那奈さん：習っている友達がいたので教えてもらっていました。

林田：お母様に質問です。ピアノを習わせようと思ったきっかけはなんですか？

母：幼稚園でピアノを弾いたりしているだけなのに、家にあるおもちゃのピアノで弾く曲が増えてきて、本人も「ピアノを習いたい」と言っていたので、やりたいと言ったことは１度はやらせてあげたいなと思っていたので。

那奈さん：おもちゃじゃなくて鍵盤ハーモニカです（笑）

林田：今までたくさんの曲を弾いてきて、もうそろそろ４年目に入りますが、お子さんの成長は目を見張るものがあると思いますが、いかがですか？

母：そうですね。ただ楽しいだけではなくなって、コンクールに向けて上手に弾けるようになったりするための練習の中で、「くやしい」気持ちなんかも経験できてよかったなぁと思っています。

林田：一生懸命頑張った後の「くやしい」は「次に頑張ろう」にかわりやすかったね。

那奈さん：はい。

林田：最初のうちは、楽しくて弾きたいから、弾きたい曲以外は弾きたくなかったよね（笑）でも、１年生の時にもコンクールは、「アビニヨンの橋の上で」、を弾いてくれましたね。

那奈さん：はい（笑）

母：そうだったね、弾いたね（笑）

林田：その時は楽しく弾いて出来上がったらいいなという感じでしたけど、私がよく覚えているのは、コンクールに向けて頑張って欲しいなぁと思っている時に、「那奈ちゃん、コンクールの時に何回間違っても自分を許しちゃうかな？、１回かな？、２回かな？」って聞いた時、「１回も間違えたくない！」って言って急にその日から目を見張るほど練習を頑張ってくれましたね。練習の仕方もガラッと変わってびっくりしたのを覚えています。「練習嫌だなぁ、面倒くさいなぁ」って感じから表情も変わって驚きました。

那奈さん：（笑）

母：そうでしたね、先生がカレンダーを本人に見せて、「ここまでにこのくらい仕上げるといいね」というのをとてもわかりやすく、教えてくださったので、本人も「やらなきゃ！」っていう気持ちが出てきたんだと思います（笑）

林田：本当にすごい成長でした。あの時から今まで本番に対する意識が変わりましたね。本番は楽しいですか？

那奈さん：緊張するけど楽しいです。

林田：どんなところが楽しいの？

那奈さん：なんか、自分の曲をみんなに聴いてもらえるし、自分で弾くことも楽しいから。

林田：練習の時はどうですか？いつも楽しいですか？時には楽しくないこともありますか？練習が大変だなぁと思うことはありますか？バスケットボールの強いチームにも入っているし、両立は大変じゃないかと思います。

那奈さん：バスケもあるので大変です（笑）１週間に5日バスケがあって、土日は試合とかもあります。

母：それでも、毎日２０～30分は練習しています。バスケットと宿題と、ピアノをする、という習慣で毎日やっています。時にはうまくできない時ももちろんあります。でも、嫌がって練習しないとかはないです。　

那奈さん：練習しないとかはあんまりないです。

母：練習やった分だけYouTube観れるとか、小さく袋詰めしたお菓子を1日１単位10分の練習で１個もらえるとかやって、すごく練習を頑張るようになりました（笑）お菓子の袋は見えないようにしていてくじ引きのように、何が当たるかわからないようにしているのでワクワクするみたいです。他にも色々楽しいルールを作っています。