受講生インタビュー(マスターコース:T.Uさん)

インタビュー

林田麻衣子(以下、林田):それでは早速インタビューを始めさせていただきいます。

T.Uさん(以下、U):よろしくお願いいたします。

林田:ピアノを始められてどのくらいになりましたかね?

U:2年3ヶ月くらいですかね。

林田:ピアノを習おうと思ったきっかけはなんですか?

U:たまたまYouTube で、坂本龍一さんの戦場のメリークリスマスを聴いて、ああ、なんかすごい綺麗な曲だなと思って、自分で弾けるようになりたいなと。妹が昔ピアノを触ってたのはなんとなく見たりしてたんですが、わたし自身、経験はゼロですね。

林田:始められて1年で、戦場のメリークリスマスは最後までフルできちんとお弾きになられましたよね?それは大変早いスピードだと思います。

U:ありがとうございます、一応それなりに形にはなったかなと思います。

林田:戦場のメリークリスマスは、コンサートのリハーサルで披露されましたが、その時はいかがでしたか?

U:ものすごい緊張しましたし、練習も直前までしてちょっと手が疲れたりしましたけど、その日は「やってよかったなぁ」と思いましたね。やり切った感がありました。音楽自体の楽しさ、奥深さ、というのを、毎回レッスンの度に先生のレッスンを通じて教えていただいて、「なるほど!」と。楽しいですね。ただ単に弾けるようになるだけじゃなくて、音楽の背景にある理論とかをどのくらい吸収できているかわかりませんけれども、それを学びながら曲を仕上げていくっていうのが、とても楽しいです。

林田:それはとってもよかったです!お忙しいお仕事だと思いますが、練習時間はどうやって確保されていますか? 

U:実家にアップライトピアノがありますので、お休みの日にそこで練習したりとか、去年なんかは忙しくて時間の都合がつかない時には、ホルトホールのピアノを借りたりして、やばいやばいと練習したこともありました。去年の発表会の前にははやしだピアノアトリエのスタジオをお借りしたこともありました。

林田:はやしだピアノアトリエコンサート(註1)でホールで演奏された時はどうでしたか?

U:1年目の時よりゆっくり落ち着いて弾くことを心がけたのですが・・・、震えましたね、手が震えました(笑)演奏途中で頭が真っ白になりかけたこともあったんですが、ちゃんとしたところでちゃんと聴いていただくという重圧と言いますか、プレッシャーがあったんですけど、弾き終わった後はすごく達成感があって今でも思い出すと緊張します(笑)

林田:当日のUさんの演奏は、とても音が美しく響きが良くて素晴らしかったと思います。

U:ゆっくり弾いてもおかしくないような曲を選んでよかったと思います(笑)YouTubeで倍速で鳴らしてちょうどいいんじゃないかと思うくらいのテンポだったかもしれません。(笑)

林田:(笑)ニューシネマパラダイスの曲でしたね。とってもいい演奏でした!

林田:さて、レッスン時の質問をしたいと思いますが、レッスン時は緊張などされたりしますか?

U:いや、全然緊張しません。むしろ楽しみです。今日は自分の中でどういう新しい扉が開くんだろう、先生のレッスンで学んだことを次のレッスンで学んだ時に、納得して心に落とし込んでいく、というのが毎回あるので、緊張はないですね。わたしは、そうじゃないからわかりませんが、受験とかで、本気でエキサイトするレッスンだと緊張するかもしれませんが(笑)優しくご指導いただいてますので(笑)

林田:いえいえ(笑)そうですよね(笑)わたしが欲張りでいろんなことをお伝えしすぎて大丈夫かな、と心配になることもあります(笑)

U:いえいえ、大丈夫です。3年目に突入してから、毎回のレッスン時にノートをとらせてもらうことにして、あれが、自分としてはとてもしっくりきています。先生から伝わってくる情報量がお多いので、その時は「うあ~」となっていても、家に帰ってしばらく経ってから読み返すことによって理解が進みます。

林田:前回のレッスンも、とてもスムーズにレッスンがどんどん進んでいきましたよね。練習量が増えたわけではないのでしょうけれども、いろんな事がスムーズにいきました。

林田:次に、曲はいつもどういうふうに選んでいらっしゃいますか?

U:自分が聴いて、好きだなぁと思う曲、心地がいいなぁと思う曲、がまず第一で、同時にゆったりとした曲が好きなので、後は、弾けそうかな?弾きたいな!という感じで選んでいます。羽田空港で聴いて素敵だなと思ったベートーヴェンの悲愴の2楽章を弾けるかなぁと思って先生に相談せていただきました。自分ではそういう判断ができないので・・・。そう言う相談に乗ってもらえることもすごくありがたかったなぁと思います。

林田:ぜひ、悲愴はチャレンジしていただきますね!譜読みはどんどん進めていただいて結構ですよ。ぜひ、ホールで弾いていただきたいなと思っています。

U:頑張って弾けるようにと思っています。

林田:これからの目標はありますか?

U:以前は、体と耳でで覚えて曲を弾けるようにしていたんですが、先生がいつもおっしゃるように「楽譜を読む」、楽譜から作曲者の想いというか、そいういうものを読み取れるところまで行けた上で暗譜して弾けるようになりたいです。

林田:いや、すでにそうなさっていますよね、3年目ですでにそうなさっていて素晴らしいと思います。

林田:ちょっと過去に遡りますけども、一番最初にはやしだピアノアトリエにお越しになるきっかけを教えてください。

U:そうですね、YouTubeで戦メリを聴いてピアノを始めたいと思ってからピアノ教室を探しているときに10件くらい色々見たんですけど、趣味として長く続けたいなと思いがあり、ご経験豊かな先生がいいなと思って選びました。私も、卒業して今の仕事について15~6年経って、若い頃と10年くらいの頃と今と比べると、今の方が、同じことをするにしても考えることの深さだったり、読み取れることの深さが違うというのがわかりますので、ただピアノを勉強するだけでなくてより深く音楽を学べると思って、ホームページを拝見した雰囲気とか、ご主人がプロのピアニストとして活躍していらっしゃることと、これは単純なんですが、ホームページのピアノの写真がいい感じで雰囲気が素敵で気に入りました。後は先生のYouTubeチャンネルを見つけたりしてとりあえず1度体験レッスンを受けてみました。で、結局思った通りの感じでしっくりきたので、他にも体験レッスン等受けてみようかと思っていたのですが、もうそのまま入会しました。

林田:そうですか、そうなんですね!ありがとうございます。ここは大人のお仲間も多いと思いますので。

U:打ち上げには参加できなかったのですが、コンサートの時、出演者に高校の同級生がいたりして驚きましたね。世の中狭いなぁと思いなぁと思いました。今3年目になりますけど、ストレスもなく、楽しんで通わせていただいています。

林田:私もいつも大変楽しくレッスンさせていただいております!

U:別に今、インタビュー撮影だからとかじゃないですよ!(笑)

林田:(爆笑)ありがとうございます。

林田:もっとレッスンがこんなだったらいいなということなどありますか?

U:レッスン時にここは先生のYouTubeの動画の何番を見といてね、動画についてわかりやすい見出し等がすぐに伝えていただけるといいなと思います。

林田:ぜひお伝えできるよう工夫したいと思います!ありがとうございます。今日はお仕事お忙しい中、本当に ありがとうございました。