藤澤菜那さん、インタビュー

音大受験コースでがんばっていました。
今春、武蔵野音楽大学ピアノ科2年生の藤澤菜那さんです。

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麻 音大入学して1年間、ふりかえってどうですか?

藤 早かったです!!日々、緊張感をもって過ごしてきました。そして・・・充実していました。ほかの楽器の人とも交流があって、楽しいです。後期に入って、やっと1週間のリズムがうまく取れるようになってきましたね。火曜日にレッスン、同じ日に2人の声楽のレッスンで伴奏、翌日少しゆっくりして・・。土日は猛練習、という感じです。

麻 練習時間はとれてますか?

藤 はい!1日3~4時間は練習しています。

麻 レッスンはどうかしら?受験時期とくらべてなにか変りましたか?

藤 レッスンは、厳しいです!ここではたくさんの時間教えてもらっていましたが、レッスン時間40分しかないので、先生にたくさんのことを教えていただくには注意されたことをその場で1回でできないとだめなんです。やはり1番そこに集中力を使うようになりました。まだまだなんですけど・・必死です(笑)

麻 そうね(笑)がんばって! 

麻 音大の施設はどう?よく利用してるのかしら。

藤 そうですね!オーディオルームはかなり利用しています。新しく勉強する楽曲なども
たくさんの演奏家のものを聞くことができますし!図書館では、いろいろな版の楽譜を借りたり、作曲家について調べたりしています。
 
麻 学内である演奏会もあるけれど、行ってますか?

藤 はい、欠かさず行ってます(笑)入間校舎でもあるし、江古田であるときにも行きますね。外国人の客員教授の演奏などは、すばらしいです。ヴィルトゥオーゾ学科の先輩たちの演奏などもとても勉強になります。  

麻 以前とは演奏の聴き方もかわったのでは?

藤 はい、ホールでの音の響かせ方や演奏の仕方など、細かく聴くようになりました。自分と比べたり、どうやったら・・・、など・・。

麻 聴き方も勉強に結びついているのね。菜那ちゃんが、こちらでレッスンを始めたのは・・?     

藤 高1の11月です。

麻 そうよね、初めは大変だったでしょ。練習のペースや、レッスンの内容も変わって・・。

藤 はい、それまでは曲想などがレッスンの中心だったり、弾きにくいところはテンポを変えてしまったり・・(笑) でも、ここでは体の使いかたから脱力、打鍵の速度と・・・、拍節の重要さなどからレッスンを受けるようになって・・。でもなかなかついていけなくて。高2の修学旅行のあと、あまりにも弾けなくなっていて愕然として・・、そこから悔しくてエンジンがかかりました。

麻 そうだったわね(笑)。ところで、いつくらいから音楽の道へ、と思いはじめたのかしら?

藤 3~4歳からグループレッスンでピアノを習い始めたんですけど、ずっとピアノを演奏する人には憧れていて、でも、どうしたらそういう風になれるのかも知らないし(笑)、中学の時、音楽科のある高校が受験のための学校説明に来て、そういう学校に行きたい!と思ったんです。でも本当に通用するか、本当にその道を選ぶのかという両親との話し合いで、普通科を受験したんです。・・・でも受験の間ピアノを休んで、再会した時、やっぱりピアノをしたい!!って、強く思って。それでお母さんに言ったんです。

麻 (笑)!それは大変だ、とね!

藤 はい(笑)夏ごろ、その時師事していた先生にお伝えして・・

麻 そして秋にこちらへ、ね。

藤 はい。

麻 音楽・・、ピアノを選んでよかった?

藤 はい!!

麻 どんなところに、魅力をかんじますか?

藤 演奏は、勉強とは違って、すごく色々な知識や経験で演奏に違いが出るんですよね。その分しか演奏に反映されない。勉強してもしても、まだまだした足りない・・・・・でも!そんなところに魅力があって、それに大きな喜びがあります!

麻 菜那ちゃん、すごく立派になりましたね~!!! 今後の目標は何ですか?
 
藤 やっぱり、今以上に多くの事を教えていただけるように、レッスンで言われたら、1回でできるように・・・、そして、卒業までにもっといい演奏ができるようになって成績を上げたいです。

麻 では、夢は?

藤 ソロリサイタルができる、演奏家になることです!

麻 頑張ってください!!

来年成人式の藤澤菜那さん、またひとまわり大きく成長して今年のコンサートで演奏してくれることでしょう!みなさん、「藤澤菜那ピアノリサイタル」開催、楽しみにしていてくださいね!
(聞き手:林田麻衣子)

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